こんにちは。もちです。
突然ですが、こんな(↓)悩みを抱えている方も多いのではないかと思います。
・SQLが書けないので必要なデータを抽出できない
・欲しいデータの作り方がわからない
そんな皆さんに、分析ツールHEARTCOUNT ABIのText to SQLという機能をご紹介します!
Text to SQLがあれば、SQLの書き方がわからなくても、データの加工に詳しくなくても必要なデータを抽出することができますよ。
そもそもHEARTCOUNT ABIって何?という方も多いと思いますので、まずはHEARTCOUNT ABIについてご説明します。
HEARTCOUNT ABIのご紹介
HEARTCOUNT ABIは、IDK SQUARED Inc.が開発した分析ツールです。
データの抽出のみ可能なツールや可視化はできても分析はできないといったサービスが多い中で、
HEARTCOUNT ABIはデータの抽出から探索的データ解析までを一気に行うことができます!
グラフやチャートが豊富に搭載されていたり、AIが分析結果からアドバイスをくれたりと初心者でも簡単にデータ分析できることも特徴です。
一般的に、大きいデータベースから分析用にデータを抽出する際はSQLなどのデータベース言語を使用します。
ですが、HEARTCOUNT ABIならなんとコーディング不要!
Text to SQLという機能があり、やりたいことを日本語で入力するとSQL文を自動で書いてくれちゃうんです!
実際の操作画面を見ながらText to SQLを一緒に使っていきましょう。
【SQL不要】抽出内容を文章で記載

こちらがテキスト入力前の画面です。
上図中赤枠の箇所に文章を入力すると、下にSQL文が出てくるという仕組み。
今回はスーパーマーケットの売上ログと顧客データを用意しましたので、早速2016/11/1の売上データからいくつかの項目を見てみましょう!
2016年11月1日の売上結果から、注文ID・注文日・顧客ID・商品ID・売上・顧客名のデータが見たい
上記の文章が入力できたら「クエリを作成」ボタンを押します。

入力した文章の下に、青い四角で囲まれた日本語の文章がでてきました。
こちらは自分が入力した文章から、抽出に必要なテーブルやカラムを整理してまとめてくれている箇所です。賢いですね〜!
その下に要望に即したSQL文が出力されているのがわかります。
SELECT
superstore.superstore_order."Order ID",
superstore.superstore_order."Order Date",
superstore.superstore_order."Customer ID",
superstore.superstore_customer."Customer Name",
superstore.superstore_order."Product ID",
superstore.superstore_order."sales"
FROM
superstore.superstore_order
JOIN
superstore.superstore_customer
ON
superstore.superstore_order."Customer ID" = superstore.superstore_customer."Customer ID"
WHERE
superstore.superstore_order."Order Date" = '2016-11-01'
SQL文の構造を簡単に言うと、下記の通りです。
・from句:今回必要なテーブルを指定
・join句:結合するテーブルを指定
・select句:必要な項目を指定
・where句:日付を絞り込み
それでは、「実行」ボタンを押してみましょう!

無事に必要としているデータを抽出することができました。
こんな風に、Text to SQLならSQLの知識がなくても簡単にデータ抽出が可能です!
【SQL不要】抽出内容を詳細に記載
ちなみに、データベースの構造やSQLの挙動がイメージできている方はテーブル名やカラム名を細かく指定してもOKです。
売上ログから2016年11月1日の注文ID・注文日・顧客ID・商品ID・売上のカラムを取得。顧客テーブルを結合して、顧客名も取得したい
こちらを入力してみましょう。
入力できたら、「クエリを作成」ボタンと「実行」ボタンを順番に押します。

「2016年11月1日の売上結果から、注文ID・注文日・顧客ID・商品ID・売上・顧客名のデータが見たい」と入力した際と同じSQL文が吐き出されました!
カラム名やテーブル名は、もちろん物理名での指定でも問題ありません。
下記を入力してみます。
superstore_orderから2016/11/1の”Customer ID”, “Order Date”, “Customer ID”, “Product ID”, “sales” を抽出。superstore_customerを結合し、”Customer Name” も取得したい
前回同様、「クエリを作成」ボタンと「実行」ボタンを順番に押します。

無事に同じSQL文が出力されました。
SQL文を直接入力
ここからは少し上級編。SQLが書ける方は、SQL文を直接入力して必要なデータを抽出することもできます。
先ほどのSQL文を実際に打ってみましょう!
こちらの動画のように、入力中はガイドが出てきます。
カラム名やテーブル名を1から10まで入力しなくても、サクサク入力することが可能です!
入力が完了したら、「実行」ボタンを押します。

無事にデータを抽出することができました。
おわりに
いかがでしたか?今回はHEARTCOUNT ABIのText to SQLの機能をご紹介いたしました。
HEARTCOUNT ABIならSQLが書けなくてもこんな簡単にデータ抽出できるようになります。
一気にデータ分析のハードルが下がると思いませんか?
次回は先ほど抽出したデータをもとにチャート(グラフ)を作成する方法をご紹介します。
データをもっと手軽に活用してみたいと思っている方は、ぜひHEARTCOUNT ABIのご利用をご検討ください!
ではまた!