こんにちは、うしくんです🐄
久しぶりすぎる投稿ですが、今回は最近気になっている商圏分析についてお話しようかと思います。
皆さん、日常生活で地図は見ますか?
気になるお店のチェックや目的地までのルート確認、ピラミッドの位置関係を見たりするために地図を見ますよね。
Googleマップは旗だらけで見づらくなっても使い続ける人間はどこにでもいますよね?
皆さんが日頃活用しているように、地図はたくさんの情報を持っています。
GIS
そんな地図に、地理情報(空間上の特定の地点や範囲とそれに紐付く情報)を重ねてデジタルマップに可視化したものが、
「GIS(Geographic Information System)」 日本語では「地理情報システム」と呼ばれるシステムです。
GISを活用すると情報の関係性や傾向を分析しやすくなるため、官公庁の都市計画やインフラ整備、災害予測に活用されています。
重ねるハザードマップ(国土地理院)
↑ 例えば、洪水で浸水する可能性のある地域って、低地で大きい河川の近い地域だっていうのも分かりやすいですね!
商圏分析
商圏分析もGISを利用したエリアマーケティングに欠かせない分析です。
そもそも商圏分析における商圏とは何?何ができるの?と思いますよね。
商圏は、店舗の顧客となり得る消費者が生活している地域のことです。
基本的に下図のように、半径〇km圏内といった円形で表されます。
例えば、私がAスーパーに徒歩3分くらいの距離感で住んでいれば、ほぼ確実にAスーパーの商圏に入ります。
商圏分析は、既存の自社店舗や出店候補地の商圏における市場ボリュームや、地域特性を把握するために行う分析のことを指します。
店舗から1km圏内であれば徒歩で来店する人が多いが、5km圏内まで見ると車利用が多いとか
10km圏内だと競争店舗があり顧客の取り合いになっているなど、商圏での地域特性を分析できるようになります。
また、GISを利用した分析結果はそのまま地図上に落とし込まれるので、データ分析者でなくても直感的で分かりやすいことが魅力ですね!
商圏分析は下記のように用いられています。
- 出退店分析などの店舗開発
- チラシ・ポスティングなどの販売促進
- 顧客データをつかった顧客分析
こうみると、商圏分析は実店舗を基に特定の地域の分析ができるので、場所を絞れば狭く深くデータの分析ができるように思いますね。
先ほどの例でいくと、私はAスーパーからチラシが入るだろうし、
個人情報を紐づけたポイントカードを持っていれば性別・年齢などの属性情報やポイント利用状況から、地域のポイント利用分析に一役買っているかもしれません。
最近の話
つい最近、商圏分析(エリアマーケティング)ツールについて調べる機会がありました。
先ほど商圏は「基本的に円形」と書きましたが、
自然地形を考慮し、実際の来店者行動に基づいて地域区分をする独自の商圏区分や、
店舗集積位置や円商圏を用いて様々な角度から商圏を定義できることを知りました。
この商圏を出すだけでもデータを集める大変さが分かりますね…
また商圏における人口推移や顧客の流出入などから、高精度な売上予測モデルを可視化できることも知り、井の中の蛙ってこのことか…と思いました。
世の中すごい人がいるんだなあ うしお
GIS含め商圏分析について調べていると、自分に足りない知識・スキルがなんとなく見えてきた気がします(大事)
今のところ勉強が必要だと思うのは、
- エリアマーケティングの手法・実例
- 様々な業界の現状把握
- 商圏分析ツール(各社出している有料ツール)知識
- QGISなどのオープンGISソフトの使用
- 分析手法、機械学習の知識・スキル
→ 集客予測にはハフモデルが使えるのかなぐらいの認識
うん、伸びしろがうかがえますね!
商圏分析、エリアマーケティング勉強しようって話
元々小売業に携わっていた身としては、商圏は把握していたもののこんな分析方法や顧客や地域への見方を知っていればな…と悔しく感じることはあります。
ですが、データ分析者である今だから「こうしたらいいんじゃないか?」「ああすればもっと集客も見込めるのでは?」と考えることもあり、正直わくわくしますね!
リアル店舗の必要性が問われている現状もありますし、
店舗形態も商業施設型(大型モール)が増加してるし、
空き物件の活用(コインランドリーとかうまい活用してますよね)も考えられる中で、
商圏分析ってまだまだ色々な活用やデータの取り込みができると思ってます。
店舗で働いている人のデータとか、リアルタイムデータとか、
グループ会社でタウン化計画(売り上げが見込めるかも含めて)とか、
できたら面白そうですよね…
そのためにも不足している知識やスキルを勉強して、分析に関われたらなと思う今日この頃です。
それでは、また次の投稿で